給与計算のコツ

給与計算には、手間やコストを省く、正確性を保つなどの観点で、色々なコツがあります。このコーナーでは、そのコツについて、どうしてそうした方が良いのかという理由と、効果を最大化する具体的な実行方法をお伝えします。

年に1回の給与計算

給与計算は毎月やるもの、というのが一般的ですが、年に1回だけ計算すれば事足りてしまうような会社もあります。

給与支払対象は経営者だけで、時間に関係する要素(残業代や時給など)がない固定給の会社です。

所得税・住民税・社会保険料・雇用保険料など、料率や税額表の変更がときどきあるため、支給額が変わらなくても変動する要素があり、それによって手取額は少し変わる場合がありますが、金額的には小さな変動しかないことがほとんどです。そこに目をつけて、「間違っていても後で精算すれば良い」という考え方で給与を計算します。

具体的には、最初に一度だけ正しい給与計算を行い、そこから先は毎月の計算を行わず、最初の月と同じ金額を払い続けます。そして、決算や年末調整など、数字を確定しなければならないタイミングで過去1年分の給与計算をまとめて行って、支払った金額との差額があれば精算します。給与計算は間違えてはいけない、というのが常識になっていますが、身内だけの会社で、少額の間違いを許容することで、毎月計算しなくてもよいと考えて割り切ってしまうわけです。

もちろん、そんな考え方を許容できるのは、社長とその親族、経営陣として名前を連ねる仲間内だけのことでしょう。一般の社員がいる会社には全くお勧めしません。
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