打刻漏れのチェック・補正、有給申請の反映など、一つ間違えると支給金額が間違ってしまう要素が勤怠管理にはたくさんあります。こういった数字を間違いなく集計して給与計算に反映するためには、記録・申請・承認という流れを単純にして、どの段階の間違いをどこで補正するのかを明確に決める必要があります。
最近ではオンラインの勤怠管理サイトやグループウェアなど、従業員が打刻した勤怠データをデジタルデータで一括取得できる便利なサービスが増えてきました。データを取得し、そこにデータ補正などを反映し、それに基づいて勤怠時間の集計を行うという手順を守れば、何度も計算をやり直す必要はありません。もちろん、自動集計機能がついていれば、日数・時間数の面倒な手計算も必要ありません。また、歩合などの変動給を計算するに当たっても、表計算ソフトで定型のフォーマットを用意するなど、手作業の部分を最小化することで、ミスの防止と業務時間の低減が図れます。